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ヒプノセラピーやカウンセリングに活かすフランクルの哲学 その2
ヒプノセラピーやカウンセリングに活かすフランクルの哲学 その2
2023/06/30
兵庫県下某大学院の公開講座でフランクルの教育哲学を学びにきています。
今日は3回目となり、フロイトの深層心理(精神分析派)とフランクルの高層心理学の考え方の違いが中心でした。
フロイトは心を個人の閉じられたシステムとしてとらえる傾向で、無意識の衝動性で自我は責任を持ちえないという考えであるのに対して、フランクルは人は責任を持ち自由な決断をするとの考えに基づくものであり、責任ということの中にあらゆる価値の中にある神が同時に与えられているということでした。
受講生の意見発表で、私は「フロイトの意識(人格や自我)と無意識(リビドー、衝動)との葛藤の中に、衝動の創り出す心の傷が癒えると内なる神が意識(人格)の変容を与えることがあるということの経験談から、フロイトとフランクルは実は同じことを言っているのではないかと思います」とユニークなことを語らせていただきました。
そのことについて教授からも同意され、解説もいただきました。
他の受講生の方は発表内容から教育者(教諭?)が多い印象を受けました。
よい学びになりました。
実際フランクルの思考は既にカウンセリングやヒプノセラピーに取り入れていて、意外と成果を上げています。
ありがとうございます。
