癒しのコラムでは、ヒプノセラピーやカウンセリングに関わることやトラウマのお話など様々な知見、私見、雑感をアップしていきます。
時には他のヒプノセラピストさんやセラピーサロン紹介も行っていく予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
マルトリートメントとヒプノセラピー(退行催眠療法)について述べてみたいと思います。
チャイルド・マルトリートメントとは、一言で言うと「困った子育て」や「避けるべき子育て」「好ましくない子育て」などを指します。
具体的に多い例としては、、、
・親の気分変化が激しく、子供にあたる、しかりつける
・子供の前でしょっちゅう夫婦喧嘩
・父が母を殴る、罵倒するなどの面前DV
・兄弟姉妹との比較、近所の友達との比較
・塾や習いごとなどすべて親が決め、嫌がる子供の気持ちを汲まない親
カウンセリングの現場では、メンタル不調の方の子供の頃の体験をお聴きすると、その方の親からの本人への子育ての時期に、このマルトリートメント体験に該当することが多々あります。
直接的な虐待なら子供も認識しやすいし周りも気づきやすいのですが、この困った子育ては親が教育熱心であったりして子供への直接的被害が見えにくいという特徴があります。
従ってそういう子が大人になっても虐待を受けたという認識もなく、しつけの厳しい親、愛情があるけど厳しい親に育てられたくらいの感覚であることが多いようです。
大人になってから、うつ・不眠・生きづらい・対人関係が上手くいかない・夫婦関係の悩み、などの症状となって表れていくこともあります。
ところがヒプノセラピー(退行催眠療法)において、現在の悩みや問題から退行すると、早期に当時の感情や感覚を想い出すことが多々あります。
ここから初めてセラピーによる気づき、癒し、感情、感覚の解放(手放し)が始まり本来の自分の感覚にだんだんと気づいていきます。
ただマルトリートメントは一過性(単回性)のトラウマと違い、長期反復的なトラウマ体験とも言えますので、多くの場合回復には時間がかかります。
しかし焦らないことが大切です。
皆さんペットロスって言葉を聞かれたことはあると思います。
ペットロスとは家族同様大切なペットを亡くして悲嘆に暮れている状況のことです。
ヒプノセラピーを受けに来られる方のご相談内容に直接ペットロスのご相談はあまりないのですが、よくよくお聴きすると悩みや症状の背景にはこのペットロスが関与している場合があります。
人生の中で高ストレスの現象が数々あります。
ホームズ(Holmes)らのストレス研究によるまでもなく、人生上の数々の出来事(ライフイベント)の中で大切な家族を失うという体験は、かなり辛く高ストレスです。
ご本人とペットとの関係性にもよりますが、ペットロスはこれに該当する可能性が高いです。
但し、ペットロスは自覚がない場合もあります。
ですので、ペットロスになると、急に涙が出るとか、訳も分からず悲しみが込み上げるとか、あるいは無気力や不眠、めまいや身体の重さやコリなどの心身の不調に出ることも多いのです。
いわゆるペットロス症候群です。
これらは通常は日時の経過とともに和らいでいきますが、人によっては数ヶ月単位や年単位で長引きます。
これはペットとの別れの悲嘆のプロセスが滞っている場合にみられます。
悲嘆カウンセリングではそのような辛さをお聴きし、ヒプノセラピーにはそのような方のお役に立てるスキルもあります。
ペットロスで苦しんでおられる方は是非早めにご利用いただければと思います。。
尚、心身の不調の範疇には背後に他の疾患がある場合もありますので、先ずは医療機関での検査をお勧めします。
ABH(米国催眠療法協会)の認定インストラクターとライトウインドがABH認定ヒプノセラピー スクールになってから久しいです。
当所では毎年この時期が更新時期となります。
先週、ABH(米国催眠療法協会)に資格更新申請行い、1週間ほどで送られてきました。
早いですね。(^-^)
5日間のエリクソン催眠のコースに参加してきました。
実はミルトンエリクソンの催眠技法は昔2回ほど外国人講師からも学んだこどもあり、その経験から技法的なものはヒプノセラピーやカウンセリングに取り入れていました。
当時実習では外人講師からBerry goodと褒められてはいましたが、私は単にフォールボディFをしただけで、なんだかよくわかるような、よくわからないもの(笑)がエリクソン催眠の印象でした。
今回あらためてエリクソン催眠に興味を持ち、JHA(日本ホリスティックアカデミー)のコースを受けたのは、信頼できる村井先生の講座だからです。
講座ではエリクソンの生い立ちから入り、そのセラピストとしての姿勢を学びます。
一般的にエリクソン催眠は知らず知らずのうちに催眠にかけると思われていますが、意味合いは違います。
エリクソンは意識に働きかけ指示命令もします。
受容、共感だけではなく、無意識を揺さぶることもします。
例えていうと、SFA、ピールダウンなどの逆説的志向、動機付けカウンセリングなどもエリクソン的です。
エリクソンが当時行ったセラピーは、お国柄や時代、法律や倫理の違う現代日本では使えないものもありますが、エリクソン自身は精神分析、行動療法、学習理論や精神医学を背景に持っており理にかなっています。
ヒプノセラピストはミルトン エリクソンの催眠も学んでおくと役に立つと思います。
昨夏(2019年8月10日)に整体手技フェアシェスタ(整体師さんの手技をシェアし披露する会)に参加発表させていただき、
そのご縁で年末の大忘年会の第1部「もう一度聞きたい講師」の3人のうちに選んでいただき
12/22に発表してきました。
ヒプノ(催眠)セラピーを応用しアプローチで身体のテンションを抜く!
集団ヒプノセラピーで無意識との対話を体験していただきました!
当日は、、、
催眠の仕組み、意識と身体反応についてお話させていただき、
そして整体師、鍼灸師、柔道整復師の皆さまに集団ヒプノセラピーを実施いたしました。
セミナーの最初の15分はライブ配信されました。
第2部は梅田でリアル忘年会
長崎からの参加者もいらして非常に楽しい会となりました。
実行委員会の皆さま、セミナー参加の皆さま
ありがとうございました
日時:12月22日(日)13:00〜16:00
場所は中崎町にある某道場にて